2014年07月17日

悩み事との向き合い方/編集長のご報告

 MINOWAくん通信・編集長の松下です。今日は、僕たちがお受けしている相談との向き合い方についての書かせていただきます。

 僕たちは中小零細企業の方たちの、色々な相談をお受けしています。中小業者の皆さんには、驚くほどたくさんの悩みがあります。僕たちが受ける相談のうち、代表的なものが焼津民商HPにある“小さな企業の悩みのタネ”に載っていますので、是非ご確認いただきたいのですが、このページに書いてある相談以外にも、色々な相談が持ち込まれます。そこで今日は、そのたくさんの悩みと、我々がどのように向きあうのか??について、書かせていただきます。

 まず、一番最初に行うのは、問題の整理です。相談の内容は違っても、最終的には“どうしたら良いのかわからない・・・”ので、困っている方が多いです。だから、僕たちはまず、じっくりお話を伺います。そして、一つずつ問題点を整理していきます。そこで導き出すのは、下記の2つのポイントです。

①なぜこうなったのか??(今までの経緯と流れ)
②今はどのような状況なのか??(現在の状況を具体的に把握する)

 この2つのポイントを把握する時に大切なのは、客観的な事実のみを時系列に抽出していくことです。個人的な感情は、相談をお受けする中でも、とても大切なポイントであり、最終的にはその部分を一番重視するのですが、最初の状況判断を行う場面では、とりあえずその部分は一度外して、客観的な事実だけを抽出していきます。それから、複数の問題が絡み合っている場合もありますので、その場合には、問題を解きほぐして、個別の問題として、出来る限りシンプルな形で問題点を把握します。そして、次のポイントを探ります。

③これからどうしたら良いのか??(今後やらなければいけない、もしくは、今後やっていくことができる選択肢の抽出)

 この③の部分が一番難しいように見えるのですが、実は①②の部分を整理すると、③の選択肢は自然と見えてくる場合が多いです。僕たちがわかる範囲のことであれば、僕たちがアドバイスさせていただきますし、場合によっては、専門家を紹介したり、相談を受けてくれる機関を紹介させていただきます。たとえ専門家のところに行く場合であっても、①②の部分がはっきりしていれば、専門家の方に、どのような形で相談をすればいいのかがわかりますので、問題点を整理しておくことはとても大切だと思います。

 
 悩み事に対しては、客観的に考えることがとても大切です。でも、経営者の方はなかなか相談相手がいない場合が多いので、僕たちは、中小零細業者の方たちに、いつでも相談の窓口を開いています。もし、必要な時には、いつでもお電話ください。ただし、しっかりと内容をお聞きしなければ、しっかりとしたアドバイスができませんので、内容によってはメールやお電話だけでは、お答えできない場合も多くありますのでご了承ください。また、僕たちのところ以外にも、相談を受けてくださる機関はたくさんありますので、そちらに相談される時には、上記①②の部分を自分なりにまとめた上で相談に行っていただけたら、時間も効率的に(時間制限があるところもありますので・・・)、更に具体的なアドバイスを受けやすくなると思いますので、もし良ければ実行してみてください!!

 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。また、色々な情報を書かせていただきますので、これからもどうぞよろしくお願いします!!


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Posted by 焼津民主商工会 at 22:39 │編集長のご報告